『幸運を引き寄せる龍』について

「龍」という言葉を聞いたとき、どのようなイメージを抱くでしょうか?

実はアジアの龍と,ヨーロッパ・アメリカのドラゴンは全く異なる存在です。

ヨーロッパやアメリカではドラゴンと呼ばれ、トカゲや蛇のような生物として

描かれることが一般的です。

それでは、どのような龍が存在しその意味や象徴について見てみましょう。

「幸運を引き寄せる」 と言われる理由

龍は幸運をもたらすと言われており、

その理由は以下のような要因によるものです。

昇り龍は運気の向上を象徴する。

降り龍(くだりりゅう)は天から幸福をもたらす存在である。

龍は如意宝珠を持ち、願い事を叶える力がある。

中国文化では、龍は「運気の向上、富と幸福の象徴」とされ、干支の中でも最も

縁起が良いとされています。

龍はあらゆる面で幸運をもたらし、その利益を受ける人々にとって最強の幸運を

もたらすとされています。

風水の観点から見た龍の意味

風水の観点では、龍の象徴するアイテムは願い事をかなえる力を持っているとされています。

最も適した場所としては、玄関や店舗の入り口が挙げられます。

龍は願い事を実現させるだけでなく、悪い運勢や厄災を払い、

運気を良い方向に導く力があります。

ただし、龍は水を象徴するため、火や電気との相性は良くありません。

キッチンや電化製品の近くには置かない方が賢明です。

逆に、水との相性は良いため、水を扱う場所や水辺が見える場所

に配置することができます。また水の吉方位は北とされています。

「田無神社」 龍信仰の聖地!?

「田無神社」は鎌倉時代後期に創建された神社で、

多くの人々によってパワースポットとして紹介されています。

田無神社が造られたのは鎌倉時代です。

当初は現在の場所より北へ1kmほど離れた北谷戸の宮山に建てられており

尉殿権現と称しておりました。

江戸時代になると、江戸城増改築の際、漆喰の原料である石灰運搬のため青梅街道ができ、

これに伴い北谷戸の住人は、青梅街道沿いに移り住むこととなります。

江戸と青梅のほぼ中間にあり交通の要である「宿場町田無」の町の歴史が始まります。

その後、川越から江戸へ石灰を運ぶ舟ができると青梅街道を利用した石灰運搬は無くなりますが、

青梅から甲府までの道が開通すると甲州街道の裏街道として再び賑わいを取り戻していきます。

このような歴史の中で、宮山に鎮座する尉殿権現社は17世紀に宮山から現在の場所に遷座します。

その後、尉殿権現は明治政府の「神仏分離」政策により、明治5年(1872)に田無神社と

社名を改めます。

明治43年(1910)に町内の5つの小社を合祀、昭和24年(1949)に

大阪市阿倍野の大鳥神社より大鳥大神が分祀され現在に至ります。

この神社では、五行思想に基づく五つの異なる龍が祀られており、

それぞれ異なるご利益をもたらすと信じられています。

(五行思想は、自然哲学の一環として、万物が木、火、土、金、水から

成り立っていると考えられるものです)

それぞれの龍には以下のようなご利益が関連付けられています。

青い龍:話術や音楽性など

赤い龍:学業や競争、昇進など

白い龍:金運、飲食、結婚運など

黒い龍:健康運、夫婦運、交際運など

金の龍:家庭運、事業運など

この神社は方位除けのためにも訪れられ、多くの著名人も参拝しています。

ちなみにこちらが田無神社の住所です。 「東京都西東京市田無町3-7-4」

風水において、龍を家のどこに配置するべき?

東アジアでは、古くから環境のエネルギーを重要視する傾向があり、

これが風水の基盤となっています。

日本でも江戸時代に入ると、家相としての風水が盛んになりました。

風水は人と自然、または天地の調和とつながりを重視しており、

自宅では玄関に龍を配置することが推奨されています。

陰陽のエネルギー関係から、龍は玄関の右側に配置するのが良いとされています。

右側に設置できない場合は、龍の絵をフックなどで飾ることができます。

これによって、玄関から入ってくるエネルギーが家の内部に導かれ、

龍の顔が家の中を向いているようにしましょう。

また、龍は水を象徴するため、水の供え物を忘れずに配置しましょう。

龍のスピリチュアルな意味とは?

龍神は守護者とされ、その存在が人生に大きな好転をもたらすと信じられています。

多くの成功者が龍神の加護を受けたと言われており、

龍神は姿を現さないものの、エネルギーとして存在し、

人々にそのエネルギーを分け与えると考えられています。

これによって運勢が好転し、人生が向上するとされています。

龍神は上昇志向の高い人や前向きな人々に魅力を感じると言われており、

誰もがその加護を受けることを望むでしょう。

まとめ

龍は縁起物として幅広い人々に愛されている存在です。

異なる文化や宗教において、龍に対する考え方や意味は多岐にわたり、

その多様性を楽しむことができます。

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